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読書メーターのまとめ置き場/百合が好きです

わたゆりシフト.47 感想

コミック百合姫2022年1月号掲載『私の百合はお仕事です!』シフト.47 の感想です。

寧々さん視点でリーベ設立時の話っていう意外な回だった。時系列確認するために1~8巻をパラパラしてました。しかもサブタイトルがここでか!という感じ。

なんとなくリーベは1年くらい前に出来たのかな~ってイメージ(1年前の春にオープン→夏くらいに五影堂さん加入→秋でごたごた→冬に縮小営業みたいな想像)だったんだけど、2年前だったから初期メンバーって言葉がとても頼もしく聞こえてくる。今までは純加さんが高校2年の可能性もあると思ってたけど、当時も同じ制服着てるみたいだから今3年生というのが分かった。受験とかあるのかな。寧々さんはフルでシフトに入れるって言ってるから当時は学年でいうと大学1年でしょうか。歳の差が3つあって良いですね。

舞さんの勧誘、エスって単語出てたのが個人的におおーとなった。あと口説き方が好き。
わたゆりはタイトルこそ百合って使われてるけど台詞として出てきたことがないので(シフト.02で乙女の心臓を説明する地の文に使われてるくらいなはず)、なんというか意外だった。相手が寧々さんだからあえてその表現を選んだんだろうと思うけど、分かる人に対してリーベのコンセプトを表す言葉がエスだっていうのが、おお…… なるほど…… となりました。シフト.01からそうだって分かる話だけど、はっきり言われるとなんかテンション上がってしまうし、エス概念が通じる人も通じない人もいるというのが舞さんの聞き方で分かるのも細かくてすごい。
このくだりでわたゆりのリアルは自分のいる現実と同じ世界なんだなぁという感覚になった。エスって言葉が出てくるのとか、寧々さんのマイノリティゆえの悩みとか、読むと同じ世界の話なんだなーと思う。

純加さんは初対面の相手にガチで失礼な発言してて面白いですね。普通にアウトなんだよな。25ページの2コマ目は3人の服装を見るにシフト.21.5の日かなぁ。寧々さんと純加さんの仲の良さ、めちゃ微笑ましくて良い。顔がいいから…っていうのも良いですね。そして32ページから34ページは寧々さん見てえ~マジかって思った。だって五影堂さんとつき合ってたじゃん。これからつき合うわけでしょ。仲は良いけど恋愛として好きだったとは思ってなかったのですごく予想外だった。
こうなると五影堂さんとつき合うようになったのは何か恋愛感情以外の理由もあったのでは、と思えるけど何があったんだ。純加さんはこの時の寧々さんの気持ち知ってるのかな。知らなそうな気が……

寧々さんが五影堂さんと恋仲になった経緯も見たいし、純加さんがリーベに勧誘される話も見たいし、シフト.46の続きも見たい。来月また楽しみです。