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わたゆりシフト.45 感想

コミック百合姫2021年10月号掲載『私の百合はお仕事です!』シフト.45 の感想です。
シフト.44の感想→

タイトル「芽生えていたから。」ってなんか意味深じゃないですか。誰に何が芽生えてたんです??

シフト.44でもう完全に恋だと自覚してその気持ちをどう扱うのかって話になるのかと思ってたけど、恋愛感情にはしないっていう攻防になるのかな?! ※私は本人が否定してても純加さんの気持ちを恋愛感情だと思って読んでます。

純加さん、夢で果乃子に迫られてるときとか、部屋での果乃子の発言に赤面してちょっと期待してるような表情になってたのがツボです。サロンではあんなにサービス精神旺盛で客がいないとこでも積極的に絡んでいってたのに、素の状態だと押しに弱そうなの良い。しかも果乃子の家行きたい発言にメチャ喜んでるし、家に果乃子がいることにはしゃいでるし、そのあとのクソバカの流れ(これかわいすぎるし覗き込む果乃子もかわいい)がもう好きな人の何気ない言葉に一喜一憂して振り回されちゃうやつなんではないですか。

今回一番たまらんな~と思ったのは、助けてくれたのは陽芽と自分を引き離すためだったんですか? て果乃子が質問するくだりだったな。果乃子はあの場面で純加さんが自分の気持ちを察して、矢野と一緒にならないように誘導してくれたと感じてたってことでしょ。それは実際に純加さんの(その時の)意図と一致してるわけだけど、部屋での「わたしの気持ちわかってて…」の発言も、果乃子は純加さんが自分のことを十分に理解してくれてるって思ってるからこそなんだろうなーと感じて、ここがメチャ良かった。

矢野と仲良くしなきゃって発言に違和感をおぼえても、それより「なんだかずっと変だった…」って純加さんのこと気にかけてるのも良い。回想してるのが赤面を隠してる純加さんっていうのがまたなんか、もう、良いです。73ページの2コマ目も引っかかると思うんだけど、赤面の方が気になるのかーていう。あと変だったって考えてる果乃子の表情がかわいい。純加さんのこと見てる/考えてるときの果乃子がかわいいと、純加さんに対してそういう感情がおありで…? みたいな都合のいい考えがわいてきてしまう。

学園祭の朗読会、ブルーメ姉妹の妹に縁談がくるという設定は二人の状況にリンクするはずで、縁談=果乃子の陽芽への気持ちなら純加さんは果乃子を諦めるってこと…?? 純加さんが物語のブルーメ様と同じ選択をするのかっていうのがとても気になる。絶対に手放さないでほしい。マジで。

そして最後、五影堂さんがいらっしゃったから最高だな~~てなりました。五影堂さんどのくらいのスパンでかかわってくるんだろう。純加さんと会話するときどうなるのか楽しみすぎる。果乃子がちょっかいかけられたら純加さんがどう反応するのかとか見たい。