いい天気だね

読書メーターのまとめ置き場/百合が好きです

わたゆりシフト.44 感想

コミック百合姫2021年8月号掲載『私の百合はお仕事です!』シフト.44 の感想です。

シフト.43の感想文はこちら

寧々さんとの恋愛相談? 純加さんって自分をヘテロと認識してるんだね。「あたしだったら~~」の台詞、無自覚な状態で出ちゃうの良すぎじゃないか。寧々さんはこの発言で踏み込む気になったのかな。 314ページ1コマ目の純加さんの顔がかわいい。。

陽芽のごきげんですか?って聞き方、機嫌いいですねとかじゃないのがなんかかわいい。寧々さんにズバリ指摘されてそれを否定しているときに、果乃子にだけよく可愛いと言ってると聞かされるの余計意識しちゃうよね。

サロンでS7番の写真について果乃子本人にシチュ聞く眼鏡の来校者様、欲望に忠実で笑ってしまう。それで純加さんお得意のきらびやかなやつが、、「かわいい照れ顔」してるの純加さんじゃないですか!!! 「果乃子ちゃんあんなに可愛かったっけ…」とか、台詞が良すぎ。寧々さんの言葉が効いてる。。

そして325ページから終わりまでの流れエグすぎた。純加さんの守りたいものが、サイン頼むほどうれしかったのに実は自分に向けられたものではなかったっていう。これは純加さんだけじゃなくて読者みんなショック受けたのでは、私はショックでした。舞さんが言うからそうなんだと思って疑わずに読んでたのに。。 それでサブタイトルが『妹の笑顔』だから、すごい、面白すぎる。

確かに果乃子は陽芽のことしか見てないし純加さんの回想読んだら納得するしかないけど、でも純加さんは二人目の特別だし、ほんとに陽芽がいたからってだけの笑顔なの? 純加さんが撮ってたから余計に良い笑顔だったとかそういうことはないんですか? みたいな感じでなかなか受け入れがたい。

純加さんも反動で過去のシーンがフラッシュバックしてる。。この無自覚な時期のはっきりそうとは描かれなかった気持ちが今回の「あたしのものじゃない」ていう気づきによって実は嫉妬だったと分かってしまうの滅茶苦茶良い。読む側としてはウハウハ楽しいシーンでもあるけど、純加さん的にはあの時の自分は実は嫉妬してたんだ、ていうのがドカッと来てるわけだから、超しんどそう。というか最後のページの上3コマの真ん中、あれはやっぱり穏やかな気持ちではなかったんだなという。。

この流れで純加さんは果乃子への気持ちが姉妹愛じゃなくて恋愛だって自覚してしまったと思うんだけど、今後どうなるの? 今まで果乃子の恋愛への姿勢を不毛だとか言ってたのが全部ブーメランになってくるから、これから純加さんどうするの本当に。 果乃子に諦めろって詰めてたことを考えると諦めるように努めるんだろうか。 努力したところで簡単に終わりにできるものでもない気もしますが。。